いつもの様に映る町が 夏の匂いと人の流れが 今日は違うな リビングに置いてある 写真立てを 癒えない何かと一緒に 静かに伏せた なぞる様に歩いた道を よく見に行ってたあの場所へ 瞼の裏でパッと光った 覚えてないよ 見えないよ 君が残した笑顔なんて ただ夏が過ぎ去ってく あの日見た夜の空と 君が好きだった花は 今年も大輪の花 交わした言葉は 煙のように 想い合った日々は 光のように 美しく描写してるんだ 覚えてないよ 見えないよ 君が残した思い出なんて 本当は心の中に 残ってるんだよ 辛くなるのなら 消し去りたいよ 夏風が頬に触れる 鳴り響く大きな音は 僕の鼓動を掻き消すかの様に 流れる雫が掌に 覚えてないよ 見えないよ 拭えない心を偽って ただ夏が過ぎ去ってく あの日見た夜の空は 僕も好きだった花だ 空に咲く大輪の花