北国に 連れられた 幼いころの 記憶は 令和と 昭和の 糸の端を 結べる 繋げる 気がつくと 頬など 緩んでいます あれは いつの 焚き木の音? 父と 聞いていた あぁ 音楽 音楽 古い演歌の ビートが ビートが とてもいいから こんな阿呆でも 歌います あんなこと こんなこと 根性なしの 酒にぞ 沁みる 日本列島の 小さなもの 愛惜しむ心 光るよ 闇にも それは 蛍か 線香花火のように あれは いつの 匂い袋? 君と くんくんと 香に 聞いて 何が 見えた… この身体は 音を 響かす 僕に 染み 込んだ 今まで から 今まさに を 知りたくて…. 人生 勉強不足は 百も承知して おります 故に 尽きるまで 生きるのです 割り切れぬ 現世(うつせみ)で 北前船は 止まり (OH NO) 黒船がきて とどまり (それな) 明治からの 西洋式の すべてを 信じた 気がつくと この頃 壊れています 「すみません」と言う われらを あざける人ども あぁ 文学 文学 やまと言葉の 詩歌が 詩歌が とてもいいから こんな阿呆でも 感じます あんなこと こんなこと 人情なしの 今にぞ 沁みる 日本列島の 小さなもの 愛惜しむ心 燃やすよ 命を それは 蛍か 線香花火のように あれはいつの ギターの音? 君と聴いていた いつか 巻き起こる嵐 稲光 佇む つむじに 散る 花 火 螺 いくじなしの夜にぞ 沁みる