傷をなぞった 夢の後 過去をえぐった 錆びた刃のように 軋む 朝も無く夜も無く 色も無いこの世界で また突き刺さるのだろう 変わっていってこのままずっと 空になった心も全部 黒い海に沈めていく 過去を抱いて 「嘘つきだって構わないって」 投げ出した手 支えたのは 忘れないから 傷つく事 恐れてずっと 守っていた自分にまだ 残る物があるのならば 差し出すよ 人の影で怯えていた 甘い言葉 すがる自分に 別れを告げて 重なり合った 時の中 稀に聞こえる 助けを呼ぶ声 頭で響く 傾く空 紅く 滲んだこの世界で また一つ繰り返すだろう 何も見えずたぐった照明 知らないまま失ってた 狭い境界 守るナイフ 握るまま 孤独となった影一つで 残った物 数えていく 全て怖くて 弱い心 委ねてずっと 小さな手も 重ねてそっと 認める事 できたらきっと 気付くかな 自分の中 こもった殻 強い意志で 切り裂けたら 別れを告げて 「さよなら」 (♪) 朝も無く夜も無く 色も無いこの世界で もう二度と繰り返さずに 変わっていってこのままずっと 空になった心も全部 黒い海に沈めていく 過去を抱いて 「嘘つきだって構わないって」 投げ出した手 支えたのは 忘れないから 弱い心 委ねてずっと 小さな手も 重ねてそっと 認める事 できたらきっと 気付くかな 昨日に見た 悪い夢も 明日に見た 強い自分に 託していくよ 「さよなら」