書斎を埋め尽くした物語 僕は読み耽た 埃まみれ 蛍光灯を制御する夜に フィラメントは溶けた 溢れ出す光粒子 廻る鍵穴 開け放てば逆さまの空へ 落ちてゆくブーツ 嗚呼 背負わされた冒涜の対価 不完全な奇跡で I’m falling down 洗い立ての世界へ今 合成樹脂の翼じゃ 風は掴めないはずだった 網膜に灼けつく晴天 誰もが僕を知らない世界へ 凍結になったあの計画 輪郭を手放した 陰謀の絵の具を被っていた 常識を淘汰した愛に ブレーキは手遅れ 神々の設計図 思い出の実験台 その全てが知らない誰か 遺伝子の複製品 I’m falling down 洗い立ての世界へ今 歯車の光輪じゃ 夜は照らせないはずだった 蝋燭の火が消える 例えば残酷な事実ほど 目を逸らせはしない falling down 終わりのない命を 差し出して堕ちてゆく 全てが僕を否定する世界で 僕は歌うよ 「素晴らしい世界だ。」