朧な月灯りが 銀のレールを照らす 君住む街へ続く 線路づたい歩いてく 一人で頑張ろうと 意地張って来たけれど どうしてもうまくいかない夜には まぶた閉じるたび 「わたしは元気でいるから」と 笑ってくれた君の顔をなぞっていた 「訳もなく寂しい」とか「悲しい」 とか よく口にしてきたけれど 本当はいつでもちゃんと 理由はあったね ただ 今すぐ 会いたくて 会いたくて ただそれだけと気づいたから もう一度始めたいのさ 君と出逢ったこの場所から 時を遡るたび しぼみかけていた自信が よみがえってく 少しずつ 諦めの悪い男だと あいかわらずだと 笑われるかもしれないけど これだけが 僕のたったひとつのプライド この場所で君に語った 夢をいつまでも 追い続けていきたいから 出逢ったあの日のように もう一度この場所から さぁ 今こそ始めよう 君と出逢ったこの場所から