暦の上から数えてしまえば 時間は綴織 会えない日を掘り 淋しさを結び 季節の変わり目が来るのです 放飼の蝶みたいに数知れない 闇に翻る君のシルエット 触れる間際に消える 金色の織模様 紡ぎ出す恋のタペストリー 溢れ出す恍惚の光 瞼に広がる銀河に 描き出す僕達のストーリー すぐに去ってゆくその名残り 君は…. 歴史の上から覗いてしまえば 人生は綴織 日々を潜り抜け訳も分からずに 不可思議な模様が出来上がります 流し台の上に咲いた青い花 息も絶え絶えに信号を送る蛍光灯 翳る暮らしの疲労を 軽くする恋模様 \があったら君と二人 夜のラウンジで憂さを語り 誰かを憐みたいのに ソファーベッドでラムを煽り 転げ落つアウトロー気取りひとり 夢は諦めて 紡ぎ出す恋のタペストリー 溢れ出す恍惚の光 瞼に広がる銀河に 描き出す僕だけのストーリー これで本日も締め括り 恋の綴織