たとえば僕が今を生きようと 全て投げ捨てたなら どうなるのかな壊れるのかな なにもかも終わるだろう それでもいつかは ここから抜け出してみせるんだと つぶやいて飲み込んで 悲しいけどこれが今の力 色のないため息ひとつ 風はこんな僕を隠してゆく 枯れ葉てぬため息ふたつ 誰も僕の存在(こと)など知らない たとえば僕があの日に戻って 全てやり直せたら 何をしようかどこに行こうか 少し旅に出ようか それでもやっぱり きっと僕はここに戻ってくる わかるから自分だもの 意気地のない弱い僕だから 白く立つため息ひとつ 冬はこんな僕を見逃さない 宛てのないため息ふたつ 違う人になんてなれない <♪> 色のないため息ひとつ 風はこんな僕を許してゆく 宛てのないため息ふたつ 今はまだここから動けない