うす紫の空に白い月が泳ぎ 新宿の赤いランプが珊瑚のようです 思い出は凍りつき流れずにいるけど あの頃に戻るつもりはありません なぜなぜ 身をこがす恋に あしたは 訪れないのでしょう 全部わたしのせいですか ゆらりゆらり 波間をすべるように ゆらりゆらり 二人が すごした ゆらりゆらり 島影 まさりあい ゆらりゆらり あの人に さよなら 溶けだす蜜の香り漂う夜の淵 眠れずに心だけがあなたを捜した 気紛れな潮風がやさしく誘うけど あの頃に戻るつもりはありません なぜなぜ だきしめられるたび いつしか 枕をぬらしてた 全部わたしのせいですか ゆらりゆらり 涙は 泡の粒 ゆらりゆらり 二人は 泳いだ ゆらりゆらり 海鳴りに 抱かれて ゆらりゆらり 聞こえないさよなら ゆらりゆらり 波間をすべるように ゆらりゆらり 二人が すごした ゆらりゆらり 涙は 泡の粒 ゆらりゆらり 二人は 泳いだ