『痩せた三日月が浮かんだら』 予言者が言い当てた夜のこと どうせ迷える子羊なら 深い森でも振り向かない (生意気な)天使は笑って (叱られた)悪魔が拗ねている 軽はずみな溜息で 消えそうな蝋燭の火 闇の挑発でも構わない (堕ちてく)輝いていた シャンデリアに秘められた 蘇る歌声が響く (堕ちてく)記憶の中を 何度も確かめてみる オペラ座に傷が潜む これは誰かの幻想? <♪> 冷えた太陽が傾いた 青く瓦解した夕日 打ち破る 裂けた曖昧な約束は 美しすぎて誤魔化される (傷つけた)天使は笑って (慰める)悪魔が泣いている 毒の染みたリンゴには 憎しみと愛が揺れる 闇の束縛なら怖くない (堕ちてく)仮面の奥で 彷徨う光と影が 重なって涙が流れる (堕ちてく)心の中を 何度も確かめてみる 真実の鍵が二つ それは誰かの幻想 <♪> (共に謳え)怒りを鎮める (共に謳え)レクイエムにして (共に謳え)孤独をおさめて 遮るものはないから 怯えずに光を灯せ <♪> (堕ちてく)輝いていた シャンデリアに秘められた 蘇る歌声が響く (堕ちてく)仮面の奥で 彷徨う光と影が 導いて… (堕ちてく)心の中を 何度も確かめてみる 真実に鍵はいらない それは誰かの幻想? これが私の幻想