一枚の服 取り合って 喧嘩して いがみあって それでも君は 初めての宝物 僕にないもの 君にないもの お互いにあって 掛け合わされば ムテキになれた 家に向かう 電車に揺られ 小さな手握った 「アイスがまってる」なんて 言いながら 尖ったナイフの先は 綺麗で さみしさの かたまりを 刻んでくれるかなぁ 君が泣いて 僕も泣いた 2人で過ごす夜 さみしさは 涙にとけた 好きなもの 嫌いなもの ぜんぶ正反対で ぶつかりあって 負けたくなかったんだ 四畳半の二段ベッド 一つの布団で眠った 夜に怯えても 口にはしなかった 震えながらあたたかい豆電球の光に 祈りながら 朝を待ち 眠る 尖ったナイフの先が 綺麗で 弱い自分を切り刻んでくれるかなぁ 僕がいなくちゃ 君は泣くかな 生きて 2人が 2人で 尖ったナイフの先は 綺麗で さみしさの かたまりを 刻んでくれるかなぁ 君が泣いて 僕も泣いた 2人で過ごす夜 さみしさは 涙にとけた