青空にはならなかったようだね 遥か遠く雨がそう告げる 重たく、重たく、のしかかる前髪を かきあげて君は何を見る? 止まることはないんだね ぼくを置いていくんだね その先の暗がりの中へ 澱んでばかりの景色じゃ きっと物悲しいから スカイブルーの傘とともに あの子らには 何も言わなかったようだね 無邪気に泥に塗れてる 冷たく、冷たく、悴んだ指先を ポケットにしまいこみ 止まることはないんだね すべて背負いこんでいくんだね 靴底もボロボロのままで 足元ばかりを見ていちゃ 変わり映えもしないから スカイブルーの傘と共に 終わることはないんだね 傷だけ増えていくんだね 誰も彼も救われないままで 血に塗れたその姿じゃ きっと誰かわからないから 止まることはないんだね ぼくを置いていくんだね その先の暗がりの中へ いつか君の目に映る景色が 晴れに変わるその日まで スカイブルーの傘とともに シンシュラー、シンシュラー、 シンシュラー