あの小さな背中 まだ夢に出てくるよ 日だまりの中で 丸くなってた君 もっと気づいてあげられたら 今も隣にいたのかな 写真を見るたび 涙こぼれて 「ごめんね」が胸を締めつける 時間がたてば 君を忘れてしまうのかな そんな自分に なりたくなくて 新しい足跡が聞こえたそのとき 君の声も 遠くなる気がして ふとした瞬間に 呼びかけてしまうよ いないとわかってるのに 癖のように もっと抱きしめてたら もっと話しかけてたら… 君のいない朝が まだ苦しくて 優しさだけ 置いていったね 時間がたてば 君の姿も薄れてくのかな そんな未来に 耐えられなくて 新しい足跡が部屋に響いたら 君の記憶 壊れてしまいそうで 幸せだったよね? ちゃんと伝えたかった 君はもう苦しくないのに 僕だけが 時を止めたまま それでもきっと 歩いていかなきゃいけないなら 君のことを 忘れずにいさせて 心の中で そっと君を撫でながら 新しい 音に 耳を澄ませていく 猫だった君へ