居場所はここじゃなく どこか遠いところで 僕はふと思ったのだ 広い 空の 向こうへ行こう 空を飛ぶ鳥みたいに 僕も飛ぼうと思う けど翼がない訳で 堕ちる 堕ちる それだけです ラストダンスに賞賛は要らない 鮮やかな空へ落ちる 君のいる場所まで手を伸ばして 弔いの愛を挙げる ふわり宙に浮いて落ちていく 短すぎた15年 走馬灯のように流れていく 終わる僕のエンドロール 青春は大人の 嘘で僕は知らない 明日、僕のいない席 そこに花が咲くだけです この教室は明るくて 嘘だ!それは偽りだ! 凡てを知る人はもう 騙る術を亡くしました クラスメイトに犯人は居ない? 一人死んでその言い分 享年15の弔いを 青すぎる雨に還る 実体のない遺影になって 嘘つきを炙り出せよ 没後の僕はここにいるよ 終わる僕のエンドロール 墓前にはお前、笑っている 人なんてそんなものさ 居ない僕に聴かせても 何のことかわからない 卒業式も来ないままでいる 青春と共に死んだ エンドロールに賞賛は要らない そこにもう僕は居ないよ 居場所のない文学少女 僕は所詮毒虫だ 私の机上に咲いたそれは 私のための文学 三島みたいに綺麗な顔で アンチ青春に死んだ エンドロールに賞賛は要らない そこにもう僕は居ないよ