コトノハ、ヒラリ

歌詞

この世界であなたが生きた証を 表すような 特別な言葉を 探してみても 見つからなくて あなたが聴き好んでた譜の中にある 一綴りを口ずさんでも 触れる 言葉の一片が 舞い落ちる度に 溶け出していく 想いは 白く濁った溜息が 吹き飛ばして 遮ぎる だから今は 胸の奥で書き留めていた 譜に合う言葉を探して "やっと出来たよ" 嬉しそうに口ずさんだ あのメロディーは その命を吹き込まれないまま 生まれる時を信じ続けて 今でも間に合うかな? 届かない場所へ 旅立つのを終える前に 揺れる 木洩れ日の中 捲る君との日々が 今鮮明に 映すのは 特別なことじゃない ありふれた日々が 眩しく 輝いて見えた だから今は仕舞い込んでた 僕だけの言葉を探して 君にしかない音 僕にしか引き出せない 君も知らない 君だけの音がここにある ヒラリ ヒラリ 舞い落ちていく そのコトノハを拾い集めて この譜を 謳う 言葉の一片が 君と重なる度 込み上げていく 想いは 白く濁った溜息を 吹き飛ばして 霞んでは 雲間を裂いた 木洩れ日の中 鳴り響いた歌声には 君もいたんだ ねぇ、そうだろう? 涙声に揺れる コトノハは僕達を包んでく だから今日も 胸の奥で掻き鳴らしてる 譜に合う言葉を探して ヒラリ舞う コトノハを集めて ありがとう さよなら あなたへ