パンジーの香りがした公園 戻れないくらい通り過ぎて 秋の気配も束の間 もう最後のシーズン 行き交う人波だけが スローモーション 想像以上に早く他人なのに 途切れないはずの時間の糸を 手繰れたなら 思えば ドラマのような言葉並べて 手放した まだ君の声が 僕を求めてくれるなら いっそ全て捨てて 傍にいたいのに 温もりと面影 消えそうで消えない 進もうにもこんなに 思えば 温もりと面影 消えそうで消えない どれほどまた君を 想えば 羊雲たち 今どこへ向かうのだろう 追いつけない いつか消えてしまうなら ねぇ一度話をしよう どうしようもないことで涙 流さないでいられたら 君も少し楽なのに すれ違いの煩わしさなど きっとそれ以上に 貰っていたものが多かったよな 思えば… ドラマのような言葉並べて 手放した まだ君の声が 僕を求めてくれるなら いっそ全て捨てて 傍にいたいのに 温もりと面影 消えそうで消えない 進もうにもこんなに 思えば 温もりと面影 消えそうで消えない どれほどまた君を 想えば