強い陽ざしが 肩をたたく ひとり 思い出の道を歩く あなたが笑った 小さな坂 今も胸に 色あせないまま 季節(とき)が流れても 忘れない 微笑む横顔 まぶしくて 言葉にできず 空を見上げた あなたに 届くように あなたは今も 空の向こうで 「泣かないで」って 囁くけど 逢えない夜に 凍えるたび あなたのぬくもり 恋しくなる 聞こえる気がする 遠い声 ひとり 立ち止まる帰り道 あの日話した 夢の続き いまも そっと 守ってくれてる? 何度も強がり 繰り返し 本当は あなたに会いたくて 空に滲んだ あなたの名前 胸に 静かに呼んだ あなたは今も 空の向こうで 「泣かないで」って 囁くけど 触れられない そのぬくもりに 涙がまた あふれてしまう もしももう一度 会えるなら 何もいらない ただそれだけ だけど あなたは 空のどこかで 微笑んでいる