うろ覚えだったんです まるで夢の中 生まれたみたいに そう 気が付けばこの手に 巻きつけられた 風船で飛んだ どこまで行くか わからなくて 少しずつ丸は しぼんでいくけど まだ飛べる まだ浮ける 虹色で束ねた風船を巻いて 喜怒哀楽 感情はずっと雲のうえで ゴールへ行く ゆっくりと落ちてても 開けっぱなしのテーマパーク いろんな世界が 詰め込まれていた そう チケットはいらないけど どこへ行くかは風任せなの 8000年も摑まって 落ちる恐怖なんて 薄れてった まだ落ちない まだ見えない 足を付くゴールは 地獄でしょう まだ知らない 場所へ行きたい そう願えば急に怖くなった これが生きてるって ことでしょう 夕闇に誰かを落とすカラスを見たら この旅だけは守りたいと 思うでしょう まだ飛べる まだ浮ける 君より少しい大きい風船 帰り道なんてない 生まれた時からずっと夢の空 長い時間もうすぐか だんだん見えてくる地平線は まだ知らない どこかの果て 足が付くまではまだ 夢を見る バタ足のまま地面について