電車が連れてったよ夕食のにおいも 忘れないように持っていた地図も やぶれた 焦ったら立ち止まるように 教えられたのさ公園のベンチで 公園のベンチで喧嘩して 祭りのあとの静かな数千の 星空が落とした流星を 友達にあげるのだ 水稲田畑 豊かな実りをつけてと 祈るほど弱く胸にひかるのは ふらふら歩いた 甘い水ばかり 探して歩いた蛍光の線だよ いるとかいないとか隠れんぼばかり 続けて白んだ反対の空は 飲み物おとした 戻るから待って 行かないでもう少しだけ もうすこしだけって目を開けて きったないから燃やした数千の アルミ缶飲み干す数秒の間だけ 公園のベンチで喧嘩して 祭りのあとの静かな数千の 星空がおとした流星を 友達にあげるのだ