泣きたい夜に 雪が降りだして 君を思い出す 白い静けさで 吐いた息さえ すぐに消えてゆく まだ凍えたまま 君を探してる 街灯の下で 影が揺れていて 冷たい風だけ 隣を歩いて 手のひらの温度を 誰かに預けたい でも浮かぶのは 君の名前だけ ねぇ 冬の匂いが 全部 君を連れてくる 泣きたい夜に 雪が降りだして 君を思い出す 白い静けさで 吐いた息さえ すぐに消えてゆく まだ凍えたまま 君を探してる 窓の外には 粉雪が積もって 部屋の冷たさが 心と似ていて 呼びたい 声も 震えて出なくて ただ毛布だけ 抱きしめてる夜 ねぇ こんな寒さに まだ 君を恋しがってる 泣きたい夜に 雪が降りだして 君を思い出す 白い静けさで 吐いた息さえ すぐに消えてゆく まだ凍えたまま 君を探してる 泣きたい夜は 雪を見上げれば 消えた恋さえ 光って見えるのに 落ちる雪みたいに 君を手放せず ずっとずっとまだ 胸で降り続ける
