夏枯れの花束

歌詞

色とりどりの花々も 止め処なく立ち昇る薫りも まるでイミテーションのようね そうだ いっそもう 枯れてしまいましょう？ 目眩く季節も 誰かを好きって気持ちも 過ぎ去るのは一瞬で 6月止まないこの雨も 永遠 嘯くその愛も きっと ずっと なんて傲慢さ 色とりどりの花々へ 愛焦(あこ)がれている この気持ちを どう収拾つけりゃいいのさ？ そう 何回もいつだって君は 「綺麗だね」ってさ 鬼灯 大嫌いだ。大嫌いな その笑顔さえさ 本当は好きでした そう 難解な難題はいつだって君で 口噤む わたし 翁草 大嫌いだ。大嫌いな その笑顔さえも 本当に好きでした 巡り巡る季節の 儚い横顔 溜め息 いつか終わる 夏時雨 8月止まないこの雨に いっそ打たれ続けていたいわ もっとずっと なんて 強がりで 色とりどり 花舞い散る 夏夜の 幕が降りる 一人迎える フィナーレに そう 何回も いつだって君に 私 桃の花 姫金魚草(リナリア) 大嫌いだ。大嫌いな この記憶全て 本当に愛おしくて さあ 難解な難題をいつだって君と 私達いつか 露草 大嫌いだ。大嫌いな 思い出の全て いつか忘れられたなら 静か夜 ただ花が咲く 私 枯れ往く 朝の顔 消え往く 一片 君の背 見送った 何回もいつだって君は 「綺麗だね」ってさ 大嘘つき 大嫌いだ。大嫌いな その笑顔さえさ 本当は好きでした もう 難解でどうしたって 最後まで近づけない 夏の終わり 黒い秋桜 大好きだ。大好きな 君とその全て ここで さようなら またいつか