夜中にベルが鳴る それは発車のベルに似ていた とても出発には 間に合いそうもない夜の底 ただ とめどなく溢れだす 熱い涙の意味もわからず 夢中で走ったよ この街中で一番高い場所 登り 見送ろう ほら どこか遠くで 君の声が聞こえた様な 月の無い空には 銀河の航路がよく見えるよ ただ 吹き抜ける風の中 ボクは一歩も動けないまま 街の灯が滲んでゆくのを見てた 痛む心臓が ビートを刻むよ 今 君を乗せた 銀河の列車はどのあたり あぁ 君の旅の無事を祈り 手を振るよ 見えますか 夜中にベルが鳴る それは発車のベルに似ていた 月の無い空には 銀河の航路がよく見えるよ