あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだまの 小いぬ、 ひかりのへびの とぐろ。 オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす、 菜の花畠に 入日薄れ、 見わたす山の端 霞ふかし。 春風そよふく 空を見れば、 夕月かかりて にほひ淡し。 里わの火影も、森の色も、 田中の小路を たどる人も、 蛙のなくねも、かねの音も、 さながら霞める 朧月夜。 ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら きんぎん砂子 お星さまきらきら 空からみてる うさぎ うさぎ なに見てはねる 十五夜お月さま 見てはねる 木枯とだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇しき光よ ものみないこえる しじまの中に きらめき揺れつつ 星座はめぐる ほのぼの明かりて 流るる銀河 オリオン舞い立ちスバルはさざめく 無窮をゆびさす 北斗の針と きらめき揺れつつ 星座はめぐる