長い髪を切って気づいたことは 思ってたよりも空が広いこと 寂しい季節は半ばを過ぎて 日が落ちるのも少し早くなった 言葉を絞り出して 誰かに聞こえるようにと泣いた 煮詰まった感情 その音すら河原の上を走る 電車にかき消されていく 感傷がなびく夜だから 冷たい風の中 空気を見つめるの 都市近郊整理された街 狭い世界には私一人きり 玉噛み砕いた 口の中 嫌な甘さだけが残る 思い描いたプラトニックな 愛は バカバカしく思えてくる どうなったっていいじゃないか 私一人の人生なんて 2回目なんて無いけど 街灯が青白く染める 窓辺に今宵も座らせて 感傷がなびく夜だから 一人部屋の中 自分を見つめてる 都市近郊整理された街 彼女の思惑は空の何処へと さようならお元気で 忘れておくれ