Track by雪国
脈絡もなく読んだ掌編 海底の都市はもう死んでる 半壊した市政消えた公園 たまに思い出す少女の姿 山間の村に響くサイレン 屋上逃げる主人公描いた 祝杯に呑まれたふりして 逃げ出した夜を思い出した 浮かんできたよ 二つのイメージは交差して 線を引けば箱庭の中動き出したよ 永久に打つビート揺れている 煙の中でかわしていく人の群れを 廃墟を僕らのものに 鳴らしていこう 継ぎ接ぎの音楽でいいから