明け方 ぶつかる 柔らかい夢と現実の境界線 ぼやけた日々の温度で ふやけた身体 空っぽで 味のない マカロニみたい 点滅始めた信号 長い横断歩道の途中 走らなきゃ そんな夢の中に まだいる マカロニアイロニー ばらばらになりそうな心覗いたら あっけらかんに 能天気に かなしいうた 歌って泣いてた 選ばれなくて当たり前だ 味のない その他多くの中の ひとつでしかない だけど掬い上げて欲しかった ひとつだけを見つけて欲しかった 他とは違う 特別になりたかった 僕は空っぽのマカロニ 他の何かで味つけしなくちゃ 僕だけでは 美味しくなくて 食べられないの 真っ赤から藍色に 移る空は誰の気も知らないで あっけらかんに 能天気に 美しい色のアイロニー 茹る鍋の中 踊ってるマカロニ 同じようなダンスを ゆらゆら ゆらゆら 茹る鍋の中 熱くて苦しい それでも踊ってた ゆらゆら ゆらゆら どこに自分はいる? 他となにが違う? マカロニアイロニー ばらばらになりそうな心覗いたら あっけらかんに 能天気に かなしいうた 歌って泣いてた 真っ赤から藍色に 移る空は誰の気も知らないで あっけらかんに 能天気に 美しい色のアイロニー かなしい味のアイロニー