芽吹く記憶 形 そこは色もなくただの黒い世界で それを見た記憶は涙を流し やがて青い海となる 草木が息吹く頃 涙は枯れて 生命を彩る 芽吹いた生命達 天を目指し飛び立つ 空となり混じり合った 彩りは世界に生命を与えて やがて大きな意志へと 穏やかな風 芽吹いてく 欲を求める声 全ての色を手に入れる為に 手段選ばずに手をかけ 思いのままに命を赤色に染めた 血の雨流れ 欲を求めた命は孤独に耐えれず やがて大地へ 色取り取りに咲く花 絶えない争いに命は耐えられない やがて色は黒くなる 芽吹く記憶 形 そこは色もなく真っ黒な世界だった 色は芽吹かず 朽ちていく