夕焼けの港 見ていた 冗談が 急にとぎれた あなた さりげなく 触れる肩 ムードをこわせない 移り気な 海の色 思わせぶり 赤く赤く 頬 染めてく 心まで 少しずつ 沈んでゆく 止められない もう たそがれ片想い 恋人はいるはずなのと 繰り返す 呪文のように 息をする度の せつなさが 弱気を 責めたてる 移り気な 潮風が 髪に吹いて 言葉さえも 連れ去るから ときめきは ねえ どこへ ゆけぱいいの 賭けてもいい 行き場はない 移り気なひとだよと 誰かの声 思い出すの 苦い予感 ためらいを 今すぐに ほどくために あきらめたい ああ たそがれ片想い