品のない話に 興味はない あからさまな誘いも求めてない 入り組んで混じり合って 複雑に絡まった 高尚な感触を待ちあぐねてる 膨らみ影を増す羨望 名前のない感情に溺れそうな私 ため息に忍ばせた想い 透明のまま朽ちてゆく私じゃないわ そのまま奥行きにただ息を呑みたい 遠くで手招く蜃気楼と 感情とが描く放物線は 入り組んで混じり合って 複雑に絡まって 次第に迷い込んだ袋小路には 刃物を向けるいつかの自分 ふと頭をよぎった 猟奇的な糾弾は勢いを増して 空虚なまま朽ちてゆく私じゃないわ そのまま奥行きに ただ息を呑みたいんだ 朽ちてゆく私じゃないわ そのまま憂いていても 出口など見えない 幻想の様に視界が歪んでゆくの 衝動に任せて暗闇を抜けたい 抜けたい