存在なんて消えたって なんにも残るものは無いようで 等身大の言葉も吐き 出せなくなっていた ああもう明日が 来なくなっちゃえばいいのにな そんなこと思っていた 古びたネオンが僕の目を照らした 遠くの路地裏で犬が吠えた 汚れた姿でさ それはもう綺麗だった 自分を見せるな とそんな正しさに いつのまに汚されてた 消えそうな声はまだ届かなくて 追いかけて掴みかけた宵の縁 いつからか頭の中で響いた 誰かの声に 今でも怯えながら いつもどこかに居た 会えなくなくなった 見えないふりをしていたから 大事なことはいつでも 後回しにほうり投げていた 泣いて喚いていた あの夜は明けない きっとこんな 風に闇に溶けてゆくから ばれない嘘が上手くなった 小さく笑って又明日 本当のことはまだ 言いたくはなかった もう言えなくなっていた どこまでも続くような闇の中 擦り切れた声はまだ震えていた それでもさいつかまた歌えるから 夜を泳いで また明日に行くのさ 「あなたはいつも笑っていない」 「その心はいつも笑っていない」 君がいつか言った言葉が 記憶にずっと残っている もうどうにかなりそうだ 頭の中が心の内が黒く染まって 夜の闇に溶け出している 消えそうな声はまだ届かなくて 追いかけて掴みかけた宵の縁 いつからか頭の中で響いた 誰かの声に 今でも怯えて どこまでも続くような闇の中 擦り切れた声はまだ震えていた それでもさいつかまた歌えるから 夜を泳いで また明日に行くのさ