病床にて通り過ぐ 人々を眺めてる 妄想、苦悩、希望が 皮膚を纏ってる あなたが選んだって 選んでくれないなんて わかってたんでしょう? 「もう帰ろうよ」って あなたを掴んだ手 振りほどいてあなたは笑う 「笑って手を叩いて 転げまわるほど幸せ いつかそんな日々が 私たちにもやって来る筈さ」 警告灯がまわる 正しさを振りかざす 感性乏しい人間 呆れてしまうな あなたが救ったって 救ってくれやしないって わかっていたんでしょう 一生に一回だって良い心ゆくまで 踊ってみたいでも多分、無理 きっと大丈夫さ 椅子で眠るあなたが いなくても悪くない 一回きりで終わってくれるなら 「もう、昔みたいに 遊んでくれなくなったの?」 「ねえ、前みたいに 話してくれなくなったの?」 「ねえ、ユートピア いつかそんな場所が 私のことを待ってくれてる いつかそんな日々がほら いつかそんな場所がほら」