二人のミント

歌詞

とうに僕をすべて消費してしまった 関係の中で僕に残されたもの 静寂の中に 聞こえてくる不器用に揺れる ミントキャンディー 手に取れるから取り出してみた いつ買ったか もうわからない 湿った爽快感を渡しながら ねえ 「一つ食べる？」 戻ろうか？ 僕たちはさ 互いに慣れ過ぎたせいかしら 手を取り何もしないで 閉ざされた声で聞くのは 嫌だから 隠した言い訳と自己失望が 積み重なるみんな答を知り 生きるのに 遅れを取る僕だけが 愚か者みたいだな 進路の紙には一つも 未来を描けず躊躇いの中に 錨を下ろしたんだ 静かに笑ってみせる ねえ 別れるかな？ 僕のことは 眼鏡越しの冷たい愛も欲しくて 手を離したいけど僕 本当に去るかもと思いながら 不出来な僕だから輝く君だから 距離感を感じたのかな 流れ落ちた前髪と しわくちゃのシャツも プレゼントされた香水も 全てが感じられてそう思った それだけじゃ足りないんじゃない？ 永遠はそんなものじゃないんだ