どうしてこの世界は 正しく歪んだまま なのに僕らは 笑顔でいるんだ たったひとつ犠牲を払った 彼のいない未来で 夢を語る貴方の横顔は 曇りもしないや どうしてこの世界は 正しく廻る? ベッドに隠れて お願いをしたんだ たったひとつ犠牲を払った 彼のいない未来が こんなにも意味の無いものなのだと 知りたくもないんだ 病んだこの世界を 正しく嗤う 最初の僕らは 可笑しいみたいだ それは たったひとり 祈ったところで変わる筈もなくて この空想した偽善だって 明日には吐き気がしそうだ たったひとつ 犠牲を払って 彼の紡いだ問いに 答えを持たない僕らは 未だ 立ち尽くしている