太陽の王国に風が走る、 砂埃りを巻き上げて 空へと昇る 全てを照らし 罪と罰の光 焦がされた君の手を 握り泣く祈り人 千の夜 星の眼に 癌の花 陽炎 砂の手が誘う 砂の城が崩れ落ち 汚れなき純白の二人は手を繋ぎ やがて、燃え果てる 太陽の元に降り注ぐ裁きの光 クローンの羊の口に エイズの花を詰め込んで 人喰いの山羊に頭の無い虫を 口一杯に詰め込んで 巨大な石柱を落とし潰した その神々は燃やされた 骨も残らず燃やされた 耳の無い乳飲み子は嘆き、笑った 太陽の元に降り注ぐ裁きの光 聖者の行進の夢を見ている 火を上げ果てる街を背に流れ行く 聖なる箱舟の空を覆う夢を見てる 人々を燃やし、太陽に焼かれ 落ちゆく