国道1号線 軋む窓にへばりついてる あとどれくらいで着くんだ 時計の針とにらめっこして 春の風にのせて 見慣れない風景 ドアを開けて 迷い鳥を追いかける 風が吹いた朝の街と 人気のない車道 吹き抜ける街角を抜けて 風向き変わる 花びらは舞い上がって よれたシャツと重なる 新しい出会い求めて 上り坂を歩く レトロなコーヒーショップ 曇りガラスに湯気が揺らう 聞き慣れないソウルミュージック だけどそんなに嫌いではないかも 冬の終わり際で 途切れたメロディ 顔を上げて 水たまりを飛び越えた 絡み合う風をまとって 駆け抜ける車道 路地裏のランドリー抜けて 景色が変わる 晴れ渡る空の下で この花を咲かせて 新しい願いを込めて 下り坂を走る 風が吹いた朝の街と 人気のない車道 吹き抜ける街角を抜けて 風向き変わる 花びらは舞い上がって よれたシャツと重なる 花束の香りを待ち焦がれてる 書きかけの手紙を添えて この街と生きる