銀色に染まった夜が更け 今年も終わりが近づいた 僕は何にもなれやしなくて 君にお別れを告げたんだ 変わりゆく季節の中 変わらないままのはずだった 置いていかれてしまわぬよう 紡いだあの頃のふたりだ 窓の外に落とした 静まり返る夜行列車 肩を揺らす僕らも いつかは灰になる 僕がそっと思えば 街がずっと輝くから どうにもならないなら 僕がその手を握ってあげる 僕がそっと思えば この気持ちは消えないから そばにはいれないけど 君は君らしく生きてほしい 当たり前に思えた 退屈な日々を大事にしたい 君にあの日言いかけて 胸に秘めたこと 桜の花が散る頃に 僕らは走り出した もう二度と戻れない季節を越え 君に出逢えた事の全てが 今も輝いて 僕がそっと思えば 街がずっと輝くから どうにもならないなら そこから君を連れ出すよ 僕がそっと思えば この気持ちは消えないから 空には広がる雲 僕らはここで繋がっている 僕が君を思えば 形のない愛が溢れてる そばにはいれないけど 君は君らしく生きてほしい この夢が 叶うまで