長い夢だと思った 平気って笑ってそのまま過ごした たぶん僕らは気づいた 間違っていたって 変わらず居たいなぁ ねえ そうやって過ごす日々の 景色はとうにポストへと投げ入れて 渇く喉を確かめながら もう一度歌ってくれ 照らせ 今を照らせ いつもより勇敢になれたら 昨日観たドラマの台詞にあった 順調に走る京王線 偶然でいいから会えたら 気づかれないうちに つよく想った 想ってしまった そして僕らは気づいた 愛なんて言ったって 誤魔化せないよなぁ ねえ 流されて消える雲の 残像は妙に僕らへと重なって めぐる今を確かめながら もう一度歌ってくれ 言葉さえも曖昧で おどけたあとに うわの空 君だけの匂いがつよく残った 順調に走る京王線 偶然でいいから会えたら 気づかれないうちに つよく想った 想ってしまった 揺れる 蜂蜜色の帰り道を 語らいながら 疑いながら 踵つぶす君よ 笑ってくれ はにかむ日々よ 長い夢だと思った 今 最後の列車は走ってしまった