降り続ける雨の日に見たあの瞳 それは弱々しく儚いその光 深く薄暗い檻の中密やかに 怯える様に佇む君を知った日 嗚呼、はじめから此処に 神様等きっと居なかった 救いの無い君と世界を 引き裂けると言うならば罪も背負う もしも僕に羽があるなら その手を離さぬ様にあの空へ 「吹き続ける風は冷たく頬を刺す 凍える夜に白く固まる指先 嗚呼、いつの日か此処で 笑う事があるのでしょうか? 救い求めいつか世界を 自由に飛べるならば痛みも耐えよう もしも其処に羽があるなら その手を 羽ばたかせてあの高い空へ」 救いの無い君と世界を 引き裂ける力など僕にはない 「もしも此処に君が居たなら その手を離さぬ様にあの空へ」