思春 浮かぶ不安 暗転は近い 街を駆けていく 電車に乗りそびれ動けない 記憶にない匂い 海底の下 夜に溶けていく 香水が風に揺れているんだよ 貴女が居ない夜なんて 空っぽの箱のようだ まとめて片付けたいのに 何故だか散らかしてばかり 見上げた夜空に星なんて 一つも見えないけど これから二人歩んでいく 将来とか永遠には 曇りはない筈だよね 些細な事だけで言葉を振りかざす 盲目も解くと孤独に怯える 子犬みたいだね 隣に居るだけで心が揺れている 鼓動の理由はあの日とは 違うものになっていた 朝になれば君はこの街を出て 僕の手の届かない場所へと さよならどうかまた 桜が散る季節に 僕を思い出してくれますように 貴女が居ない夜なんて 空っぽの箱のようだ まとめて片付けて仕舞えば 意外とこんなもんか ごめんね 最後の最後まで 情けないままの僕で これから一人歩んでいく 僕らならどんな夜でも乗り 越えていける またどこかでもしも出会えば 笑い話にしようよ