暮れかけた 街並みを 見おろす この部屋に 夜の気配が 密やかな ステップを踏んだら 気まぐれな 仔猫の仕草 あなたが抱きすくめても スルリとかわすだけ 肩越しに見る月 まるで黒真珠 In the arm of night 都会の夜は 菫色 ベルベット 私を包む In the arm of night 夜の匂いは 滑らかな ベルモット 私を溶かす 誰だって一人なら 気ままに 生きられる そう思うはず それなのに 気がつくと いつでも 居心地のいい腕の中 私がこわくないなら 瞳をそらさずに あなたのやり方で 私を誘って In the arm of night 都会の夜は 菫色 ベルベット 私を包む In the arm of night 夜の匂いは 滑らかな ベルモット 私を溶かす 糸がきれた 黒真珠 床に散らばってゆく 一粒 拾いあげ あなたに投げるの In the arm of night 都会の夜は 菫色 ベルベット 私を包む In the arm of night 夜の匂いは 滑らかな ベルモット 私を溶かす