凍れる夜空は遠く 星を幾億と胸に湛え 不思議ね その畏れと闇とを隠しているの あなたはここにいないのに 涙も消えたのに 私を縛るものはなに? 立ち上がれずにいる その胸に抱かれて眠る いつかみた淡い夢は 今は鉛のように 私を包む 悪夢 華やぐ星座の陰で 巡る運命が胸に軋み あなたはその輪に佇んで私を待つの 見つめる先に光るのは この手に触れぬもの それでも願い求めるの 悲しみを忘れて 約束を覚えているかしら? ふたりが出会えた日を 世界の全てが輝いていた 日々を その胸に抱かれて眠る いつかみた淡い夢は 今は鉛のように 私を包む 悪夢