◆この世の片隅で 膝を抱えている あやかしの閃(ひかり)は 何を求めてる? ◇姿(からだ)を隠しては 形ない声が舞う ひとひらの言の葉 道なき道を示せ ◆壊れてしまいそうな いのち 震えて ◇叩いた 扉の音を 覚えてる ◆◇いつか 別れゆく定めでも 心のひだをなぞって そっと 痛みの行方も 願いも 見届けよう ◇力は弱くとも つよき意思を秘めた その瞳の奥に 確かに映すもの ◆痛いくらい真っ直ぐで 不器用な足どりは どこへ導くのか 確信はないけど ◇壊れてしまいそうな いのちが呼べば ◆叩いた扉 必ず 開くから ◆◇いつか 別れゆくその時に 何思うのか 何感じるのか 迷いに 標(しるべ)をかざして ただ歩もう 共にゆこう ◆◇この別れ 越えゆけば 「幸せ」の意味 わかる気がした 微笑み 思い出せるように 送るから ◆この両手に 為せることあるなら ◇扉のむこうへ ◆いざなおう ◇遠くへ ◆近くへ ◆◇いつか 別れゆく定めでも 心のひだをなぞって そっと 痛みの行方も 願いも 見届けよう すぐ傍で ◆◇この別れ 越えゆけば 「幸せ」の意味 わかる気がした 微笑み 思い出せるように 送るから ◆=芦屋 ◇=安倍