この世界は灰色に 溶けてく愛した名前呼ぶだけ 「この世界は50億年後 なくなるんだってさ」 って知っていても大抵 知らないようなものさ 焼け焦げた底の カップを落とすように かつて在る色彩の中 朽ちるのか もう跡形もないこの街の 石像に何を思い馳せ滴るの どうしようもない世界で生きている 終わりがある熱なんて 嫌い嫌い嫌い嫌いだった この世界で最も当たり前のこと 目が覚める 赤に似た眩しさが地を這う 全て生かしてるのに もう跡形もないこの街の 石像に何を思い馳せ滴るの どうしようもない世界で生きている 終わりは来てしまう 熱を抱きしめて 命を燃やして 手を握って 夜が来るその時まで 握って