紫の煙草の煙が 渇ききった瞳に沁みる 果てしない鏡の世界で 背中合わせの二つの心 あなたに抱かれるのは 今夜限りねなんて 口づさむ唇に ひとすじの涙 私が何も知らないと あなたは思ってるのでしょう 部屋の灯かり静かに消して 夜の海が広がる (間奏) 闇に絡みつく吐息さえ 確かな終わり知っているのに あなたの浴びるシャワーの音も 別れの気配感じてる あなたと過ごした日々が 昨日のように 空になった 頭をかけめぐっていくわ ガラス窓から見下ろした ネオンがにじんでいくみたい 明日になればきっとあなたは あの娘と海辺の街へ テーブルにグラスの酒がこぼれる 指でさよならの文字をたどれば 私が何も知らないと あなたは思ってるのでしょう 部屋の灯かり静かに消して 夜の海が広がる ガラス窓から見下ろした ネオンがにじんでいくみたい 明日になればきっとあなたは あの娘と海辺の街へ