小銭と紙切れを手渡すその男からは 今夜への希望の匂いがした すぐ汗と後ろの列がそれを掻き 消して 「かわいそうに」 なんて高台からつぶやいた 俺はあとはもう帰るだけ と思ったら思い出しちゃった! でもさ 百マスでいいなら一日三マスあれば 終わりそうじゃんか でもさ 体操っていうなら ラジオありゃいいから 家でできそうじゃんか でもさ なすびで飛べるならきゅうりで 飛べるなら風にのればいいじゃんか でもさ 自由っていうなら 研究するのもしないのも 自由じゃんか 近所のおじさんたちの 意見は2つ こんなの結局使う/使わない たとえ少しでも無駄になる 可能性があるならそっちに賭ける たとえ少しでも無駄になる 可能性があるならそっちに賭ける 近所のおじさんたちが躍起になる おじさんたち同士で打ち消し合う たとえ少しでも無駄になる 可能性があるならそっちに賭ける でもさ 百マスでいいなら一日三マスあれば 終わりそうじゃんか でもさ 体操っていうなら ラジオありゃいいから 家でできそうじゃんか 待てよ 俺は言ってないよな これやるなんてさ 俺は言ってないんだ じゃあさ やめちゃっていいよな そしたら困ったな これから何しようか