ほどけないように結んだ手も 離れたまま なくしたまま 白い夜に浮かべた夢 想いはまだ小さいかな 背伸びをして伸ばした手は 夜を写すけど 「そのまま目を逸らさないで」 あの日のまま 君は言った 光はまだ見えないほど 遠くにあるけど 瞳の奥で揺れるこの世界 光が示す場所を探した 空に高く伸ばした手が 夜を越えて 君のところへ 届いてくれるまで 何度だって繰り返すから あの日よりも高く 中身のない言葉はただ 君の前でどこか消えた ホンモノにも ニセモノにも なれない僕だ 水面に跳ねた光の粒が 夜空に溶けて溢れ出してた 空にそっと伸ばした手が ほんの僅かに触れた気がした 光った星の夜 ねがいごとをしてみたんだ あの日のまま同じ願いを いつか見た結末の 先へと進め 進むんだ もう一度 何度でも 気づけば空が色褪せても 君といたあの場所へ 何度も握った手の 温もりだって忘れそうで 思い出になる前に 君を探して 君を探して また高く伸ばした手が 夜を越えて 君のところへ 届いてくれるまで 何度だって繰り返すから あの日よりも高く