あの歌がきこえているよ 氷砂糖を溶かした畦道 泥だらけ遊び疲れた 僅かな静寂に ひぐらし鳴いたなら もう行かなくちゃ 枝を捨てて振り返る 少し不安になった顔見て笑った 君がそこにいた あの歌がきこえてるかな 細やかな日々の温もり 僕たちは気付かずに 遠くへと遠くへと 想い馳せていた 夕暮れの都会の空を 想い出が塗り潰してく もう君は僕のことなど 忘れちゃったかな ひらいた月見草もう行かなくちゃ オールのない船に乗って 爪弾くギター持って 伴奏つけて 君に届けて あの歌がきこえているよ 星のような逃げ水のような 人生は嗚呼どうして こんなに こんなに 淋しさを連れる 淋しさを連れる
