うつむく木漏れ日 もう忘れたいはずなのに 面影繰り返すように 誰にも馴れずに ひとりの雨に濡れて ほつれた心だけが溶けてく いつかの背中も嘘でいられたら 誰でもない ありのままの僕でいられたら 手を伸ばしても 空へと消えそうな 不確かな夢さえも 今だけは届きそうな 気がしてさ 行く先 見えずに あてもなく探してた 面影振り払うように 希望なんてどこにもないと ただ一人でうつむいていた もういっそこのまま いなくなってしまえたなら 焦がれた想いだけが滲んでく 癒えない傷跡も拭えないまま かけがえない止まない想いは まだここにあって 目を逸らしても 消えはしないこんな 臆病な過去さえも 背を押してくれるような 気がして 遥か彼方 続いていく世界で 気づいたんだ僕は 独りではないこと 僕は僕で 心はそのままで 誤魔化してた (弱さも) 遠廻りしてた (後悔も) 恐れるものは何一つないから 僕の声を かすかなこの声を いつまでも いつまでも 枯れぬように 褪せぬように 抱いて 手を伸ばしても 空へと消えそうな 不確かな夢さえも 今だけは届きそうで 諦めかけていた いつかの面影も 忘れないで 噓じゃないと 言えるような その日まで 唄おう