出鱈目な速度で沈む 夕日を見ていた あなたみたいね。と 君が笑えば 綺麗に見えて サイドシートにまだ残る ムラサキの香り 乾いた風が かき消してゆく 揺れる横顔 染まる夏空の ファインダーに映る メロウな日 蜃気楼のように しがみついたままの story 君がいたから 優しくなれた 向日葵のように 微笑む あの時計が 今 無常に過ぎてくだけで 小さな砂浜で二人 肩寄せながら 分けたイヤフォンの 音が漏れてく 消えた横顔 机の隅に 残されたままの スペアキー 塞がれたまま 錆びて剥がれてゆく story 君がいたから 素直になれた 向日葵のような 月日の花びらが 今 虚しく枯れてくだけで 染まる夏空の ファインダーに映る メロウな日 蜃気楼のように しがみついたままの story 君がいたから 優しくなれた 向日葵のように 微笑む あの時計は 今 記憶を止めたままで