眠れない夜が増えたよ 飲みかけの紅茶はすっかり冷めて 甘ったるい昼下がりの朝 心の中を覗けど 大切な物を失ったみたいだ まるでお伽話 嫌気がさすほど広い空の下 僕らは傘をさす 明日には君も行ってしまうのだろう 君が行った道なら怖くないよ 空を跨ぐ朝日も 昨日を笑う月も 僕の目に色は与えないの 天国ってどんな所だろう零した そんなの知る由もないって濁した 誰も帰って来ないなら そんなに悪くはないでしょ 強がる君が僕は嫌いだ 明日には声も遠くなるのだろう 君のいない今日に意味は無いよ 海を走る雲も 未来を透かす星も 僕に光など届けないの 嫌味なくらいに眩い空よ 君のいる場所に虹をかけて 必ず僕も行くから 君の元へ行くから いつかまた会えるその時まで 辛い時は君の分まで叫ぶよ 楽しい時は君の分まで笑うよ 愛しかった日々の思い出はここに 離さないように今は安らかに