透明な電車の中で 私だけが よそ見してる あすの新聞の一面に載ることを 海岸沿いで考えてた なぜだか悲しいことに 自暴自棄になる理由がないの 普通の人なの 国語を習った記憶があるなら ちゃんと言葉でうまく説明してよ そしてついに何も思わなくなった 本当なのよ かっこつけてるわけじゃなくて 自然と そうなったのはお前のせい 君らが、これみよがしに 見せつけてくる宝石を一つ盗んでも 誰も気づかない 草木がゆれるの眺めてたら 人に言えないことが たくさん浮かんできたね 君らを私が殺し終えた時に何を思う 「疲れた・少し休もうか…」 迎えにきたの苔むしたプールに ちやほやされない土のむせかえる 蒸気 むせかえる蒸気